集客の考え方を見直す必要性について解説 「ペルソナ」を正しく理解して、売上アップ!
売上を増やすために集客している人は多いと思います。
ただ、単純に集客して認知してもらっているだけでは売上は増えませんし、顧客の流入が増えても継続してもらえなければ、あまり意味がありません。
的確な集客を行い、労力よりも利益の方が大きい状態こそ、正しい集客ができていると言えます。
集客の考え方を見直せば、新規顧客の増加や継続的な顧客の流入、売上アップを期待できます。
この記事では、集客の方法と考え方についてまとめています。
「集客をしているけど、あまり効果が出ていない」
「売上を増やしたい」
「集客するときに大事な考え方を知りたい」
そう思っている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
もくじ
- 集客とは
- なぜ集客の考え方を見直す必要があるのか
- 「ペルソナ」を理解して、顧客に対する考え方を見直す
- さらに集客の成果をアップする方法
- よくある失敗例を紹介
- まとめ
1.集客とは
集客とは、利益を増やすために行う宣伝活動のことです。
集客方法には大きくオフライン集客とオンライン集客の2種類があります。
代表的な集客方法の例を挙げると、下記の通りです。
オフライン
・チラシ・ポスティング
・看板
・店頭広告
・テレビやラジオのCM
オンライン
・SNS
・SEO対策
・Web広告
・動画
オフライン集客は、多くの人の目に留まる機会を増やすことができます。
それにより、認知してもらうチャンスが多くなることが特徴です。
ただ、CMや看板などはコストがかかるので、企業向きと言えるでしょう。
オンライン集客は、個人・企業問わずに手軽にできるものが多く、オフライン集客よりも限定的な顧客に訴求できることが特徴です。
2.なぜ集客の考え方を見直す必要があるのか
集客の目的は、顧客を増やして売上や知名度を増やすことです。
しかし、集客を行っているだけでは、その目的の半分も達成できていないかもしれません。
想定していない顧客に広告が届いてしまっているかもしれませんし、何度も目にした顧客は興味のないものが頻繁に目に入ることで、悪印象を抱いてしまっているかもしれません。
そういった状態を避けるために、集客の考え方を見直す必要があります。
それでは、集客に大事な考え方は、どういったものなのか見ていきましょう。
3.「ペルソナ」を理解して、顧客に対する考え方を見直す
集客の考え方をネットで検索したり、ビジネス書を読んだりしてる方は多いと思います。
ただ、いくつもの考え方があり、実践に至るまで時間がかかってしまいますよね。
この記事で紹介するのは、ただひとつ「ペルソナ」という考え方です。
ペルソナを理解するだけで、簡単に集客の考え方を見直すことができます。
ペルソナ(persona)とは、ユーザー中心設計やマーケティングにおいて、サイト、ブランド、製品を使用する典型的なユーザーを表すために作成された仮想的な人物像のことである
引用元:ペルソナ (ユーザーエクスペリエンス) – Wikipedia
簡単に説明すると、集客におけるターゲットを、さらに詳細にした仮想的な人物のことです。
ペルソナを設定する過程で、自然と集客において重要なターゲット・目的が明確になります。
実際にペルソナを設定する際は、徹底したリサーチをした上で、下記の項目を設定しておきましょう。
・年代
・性別
・職業
・趣味
・家族構成
・年収
・ニーズ
・利用しているサービス
・購入している商品
ペルソナをしっかりと設定した後、顧客に対しての訴求を行います。
顧客は、主に4種類に分かれているので、そちらについても解説していきます。
顧客の種類について
顧客には興味関心の段階によって、種類があります。
具体的に以下の4種類に分けることができるので、注意しましょう。
・潜在顧客(見込み顧客):サービスや商品を知らない顧客のこと
・新規顧客:自社のサービスや商品を知って、初めて訪れた人のこと
・既存顧客:サービスや商品を利用したり、購入したりしたことがある人のこと
・優良顧客:定期的に商品を購入してくれたり、サービスの利用をリピートしてくれたりする人のこと
これらを意識した上で、潜在顧客には、知ってもらえるようアピールする機会を増やす。
新規顧客や既存顧客には、おすすめの商品などをアピールして次回に繋げる。
優良顧客には、さらに継続してもらえるようお得なサービスやニュースを提供する。
あくまで例ですが、このような集客方法が考えられます。
顧客ごとにペルソナを設定すると、さらに集客の効果をアップすることができます。
また、集客にかかる時間を削減するために仕組み化をするという方法もあります。
無料・低コストでできる集客の仕組み化もあるので、気になった方は利用してみることをおすすめします。
4.さらに集客の成果をアップする方法
成果をアップする前に、集客のプロセスを正しく理解しておきましょう。
集客のプロセスは、大まかに4ステップです。
① 知ってもらう
② 行動してもらう(商品購入、会員登録、メルマガ登録など)
③ 継続してもらう
④ 拡散してもらう
一般的に知られている集客の方法ではあまり紹介されていませんが、顧客に拡散してもらいやすくすることも有効な手段のひとつです。
特に拡散されやすいものは、SNS広告や、動画広告です。
インパクトがある動画や、思わず目に留まるキャッチコピーは、特に拡散されやすいので、おすすめです。
専門知識がない場合でも、クラウドソーシングのサービスを利用することで、比較的低コストで外注できるので、検討してみてもいいかもしれません。
考え方を見直して集客率がアップした後は、競合との差別化をするために、他社とは違った強みをアピールしてみましょう。
他にも、会員登録をしてもらうためにHPの文章を見直したり、メールマガジンに登録してもらうためにリンクを目立つ場所に設置したりして、顧客の行動を促す方法もおすすめです。
5.よくある失敗例を紹介
集客の考え方を見直した方が良い理由や、さらに利益を増やす方法について説明してきました。
それでは、集客の考え方の見直しをしなかった場合、どういった失敗があるのか、見出しごとに説明していきます。
・ペルソナが明確ではない
ペルソナが明確ではないと、集客の範囲が曖昧になってしまいます。
それにより、集客にかかる負担が増加してしまい、効率がいいとは言えません。
ペルソナが曖昧になっていることの弊害は他にもあります。
それは、想定しているターゲットとは異なる顧客に届いてしまっていることです。
たとえ商品を購入していただいたり、サービスを利用してもらっても、想定と異なるので、その顧客がなぜ行動したのか、分析が困難になってしまいます。
ペルソナを明確にして、効率的に集客をしましょう。
・明らかに宣伝だと分かる集客をしている
ネット集客の場合、普段見ている画面の中に広告が表示されます。
その時に、明らかに宣伝だと分かる文章や画像、動画が表示されていると、興味関心よりも不快感が先に来てしまうことがあります。
息抜きや情報収集をしているのに、興味のない広告が表示されると、少し嫌な気持ちになりますよね。
そのため、自然なアピールや、思わず気になってしまうように、広告を改善してみましょう。
・頻繁に更新していない
集客をして顧客の流入が増えていても、商品やサービスのアップデートがなければ、顧客は離れていってしまいます。
ネットで検索をすれば、似たような商品やサービスはすぐに見つかります。
余程、他社とは違う強みがなければ、ほとんどの顧客は待つよりも他のものを探しに行きます。
そのため、定期的に新商品を発表して宣伝したり、広告の内容を見直したりしましょう。
6.まとめ
集客とは売るための手段ではなく、顧客に行動してもらうメカニズムを作り、売上を増やすことです。
過剰に労力がかかっていたり、コストをかけていたりと、非効率になっていてはあまり意味がありません。
集客には大きくオフライン集客とオンライン集客の2種類があるため、自社に適したものを選択することが重要です。
また、購買者のニーズなど、ペルソナをしっかりと設定せずに集客を行っていては、目標の半分の成果を上げることもできません。
集客の考え方を見直し、ペルソナを明確にすることで、より限定的な顧客に自社の魅力をアピールすることができます。
売上を増やすために、ぜひ、この記事で紹介した集客の考え方を実践してください。
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